診療内容

 

産科

妊 婦 健 診 ( 予 約 制 ) セミオープンシステム

妊婦健診は妊娠が順調に経過しているかどうかを知るための非常に重要な健診です。
正常に経過している妊婦さんも健診間隔を守って受診するようにしてください。当院では毎回超音波を行い、赤ちゃんの成長を確認 ます。また毎回4D超音波で赤ちゃんの仕草をご覧頂けるようにしております。その様子をお持ちのスマホでご自由にお撮り下さい。

無痛分娩をご希望の場合は32週まで当院で妊婦健診を行い、33~34週より鳴門病院もしくは阿南医療センターへご紹介しております(セミオープンシステム)。今後徳島大学病院での無痛分娩体制が整いましたら、そちらへもご紹介させていただきます。 また他の総合病院での分娩を希望されている方のセミオープンシステムも扱っております。

ただし妊娠中に何か異常(切迫早産、妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病、胎児の発育異常など)が見付かった場合は早めに分娩を予定している施設に紹介させていただきます。

無痛分娩 

無痛分娩は陣痛による痛みと、赤ちゃんが出てくるときの痛みを効果的に抑えることができ、落ち着いてリラックスして出産することができます。そして、赤ちゃんが出てくる感覚を痛みとしてではなく、実際に“出てくる”という感覚で味わうことができ、より赤ちゃん誕生の瞬間を感じられます。無痛分娩は自然分娩と何ら変わりはありません。

無痛分娩の利点とリスク

以前、硬膜外麻酔による無痛分娩の残念な事故が報道されましたが、無痛を行う医師が、“無痛分娩にどういうリスクがあり”、“そのリスクをどう回避、対処するか”を分かっていれば、未然に防ぐことのできた事故です。当院は平成16年7月より無痛分娩を開始し、約3100例行ってきましたが、無痛分娩による事故は経験しておりません。

硬膜外麻酔とは

無痛分娩の利点

1.陣痛からの解放

妊娠・出産は女性の人生の中の一大イベントの一つです。陣痛(産痛)は出産の際に必ず体験する痛みであり、出産の際に必要、不可欠の現象です。しかし陣痛の感じ方には個人差があり、痛みに弱い方は陣痛に対する恐怖からパニック分娩となることがあります。またそれにより出産に対してネガティブなイメージを持つ可能性があり、“もう出産は懲り懲り!!”、と考えてしまう方もいらっしゃいます。女性が自分の人生の中で分娩・出産をどのように乗り越え、出産の痛みをどのような方法で克服するかを、妊婦自身が選べる選択肢の一つが無痛分娩です。

2.自分の力でいきんで赤ちゃんを出すことができる

3.子宮・胎盤の血流を良くする

痛み(陣痛)というストレス時に発生するカテコラミンによって子宮や胎盤の血管が収縮し、血流が減少し、胎児への酸素供給が悪くなることがあります。無痛分娩を行った場合、陣痛を和らげることで、このカテコラミンによる血管収縮や血流減少を抑えることができ、胎盤の血流が改善され胎児への酸素供給が良くなります。

4.産後の回復が早い

分娩時は、陣痛によって全身が硬直する、また痛みに必死に耐えようとすることなどから精神的、肉体的に疲労します。無痛分娩を行うことによりこれらから解放され、産後の回復が早くなります。

無痛分娩のリスク

1.脊椎麻酔になってしまってしまう(報道された事故のひとつです)

先ほど言ったカテーテルがクモ膜下腔に入ってしまっている場合です。最初に麻酔液を少量注入して脊椎麻酔になっていないか確認していれば、まず呼吸停止にはなりません。

2.カテーテルが血管の中に入ってしまう

硬膜外腔には血管が走っているためカテーテルが血管内に入ってしまうことがあります。これは静脈注射と同じですので、麻酔液を多量注入してしまうと麻酔薬中毒の症状が出現することがあります。通常はカテーテルを入れる際に血液が逆流してくるため、その時点で気付けます。仮に血管の中に入っていても麻酔液の少量注入を行い“耳鳴り”、“口の周りの違和感”、“鉄のような金属の味”などといった症状の有無をチェックすれば、麻酔薬中毒を防げます。

3.陣痛促進剤を使用した計画分娩が増える

 

4.陣痛促進剤の使用が通常より増える(報道された事故のひとつですが、無痛分娩に限らず普通分娩でもありえることです)

普通分娩と比較して、陣痛が弱くなることがあるため陣痛促進剤の使用が増えます。ただし、分娩監視装置(子宮収縮と赤ちゃんの心音をチェックする器械)で常に分娩の状況をチェックし、陣痛促進剤の高容量使用を避ければ、比較的安全に分娩が行えます。

5.吸引分娩、鉗子分娩が増える?

教科書的には無痛分娩をすると吸引分娩、鉗子分娩が増えるとなっていますが、私の経験上は普通分娩と差はないように思います。

 

赤ちゃんを産む喜びを自然分娩の場合と同じように経験

人間には“痛い”、“冷たい”、“熱い”などの感覚を伝える知覚神経と、手足を動かすなどの運動を伝える運動神経がありますが、どちらの神経も背骨の中を走る脊髄につながっています。この脊髄を包んでいる膜の外側に “硬膜外腔”とよばれる隙間があり、ここに局所麻酔薬を注入する方法が硬膜外麻酔で、無痛分娩の際はここにカテーテルを入れ麻酔液を注入します。この方法は運動神経をあまり麻痺させず、痛みを取りたい部位の知覚神経だけを選んで麻痺させます。つまりお産で言えば陣痛と、赤ちゃんの頭が下がってきたことによる痛みを感じる知覚神経を麻痺させますが、運動神経は麻痺させないため、痛みを抑えて自分の力でいきむことができ、赤ちゃんを産む喜びを自然分娩の場合と同じように経験することができると言うわけです。

脊髄が走っているところ(クモ膜下腔)に麻酔液を注入する方法は脊椎麻酔といい、帝王切開や盲腸の手術をする際に主に行われる麻酔方法です。この麻酔は知覚神経も運動神経も麻痺させてしまい、麻酔液の量を間違えれば呼吸停止をも引き起こします。報道されている硬膜外麻酔による事故は、ここにカテーテルが入っていることに気付かず多量の麻酔液を注入したことによるものと思われます。

 

4 - D 超 音 波

赤ちゃんの連続映像をリアルタイムに。

4-D超音波により、お母さんのお腹の中での赤ちゃんの動き(例えば指吸い、あくび、足蹴りなど)をリアルタイムに観ることができます。その様子をお持ちのスマホでご自由にお撮り下さい。

父性の芽生えにお役立てください。

お母さんは胎動を感じますので、新しい生命を直接感じ母性も早く芽生えますが、お父さんはなかなか芽生えにくいものです。実際に赤ちゃんの動きを観ることによって父性の芽生えに役立てればと考えております。