診療内容

 

産科

妊 婦 検 診( 予 約 制 )

妊婦検診は妊娠が順調に経過しているかどうかを知るために非常に重要な検診です。
正常に経過している妊婦さんも検診間隔を守って受診するようにしてください。また妊娠に気づいたらできるだけ早く受診した方が安全です。当院では毎回超音波を行います。赤ちゃんの4D超音波による画像は毎回DVDに録画し、皆さんに差し上げております。

分娩( 無痛分娩 )

当院では全例硬膜外麻酔による無痛分娩を行っております。

無痛分娩は陣痛による痛みと、赤ちゃんが出てくるときの痛みを効果的に抑えることができ、落ち着いてリラックスして出産することができます。そして、赤ちゃんが出てくる感覚を痛みとしてではなく、実際に“出てくる”という感覚で味わうことができ、より赤ちゃん誕生の瞬間を感じられます。無痛分娩は自然分娩と何ら変わりはありません。また分娩はLDRで行っていますので、ご主人、ご家族と一緒に赤ちゃん誕生の喜びを分かち合えます。
分娩に際してもっとも重要とされることは母児の安全であり、赤ちゃんの心音は分娩時、唯一赤ちゃんから発せられるメッセージです。そのため分娩時は赤ちゃんの状態、陣痛を含めてお母さんの状態を把握するために分娩監視装置を付けさせていただきます。

※当院への里帰り分娩を希望される方はお早めにご連絡下さい。(分娩数をある程度制限しております)

無痛分娩の利点とリスク

最近、硬膜外麻酔による無痛分娩の残念な事故が報道されていますが、無痛を行う医師が、“無痛分娩にどういうリスクがあり”、“そのリスクをどう回避、対処するか”を分かっていれば、未然に防ぐことのできた事故です。当院は平成16年7月より無痛分娩を開始し、現在まで約2,300例行ってきましたが、今までのところ無痛分娩による事故は経験しておりません。

硬膜外麻酔とは

無痛分娩の利点

1.陣痛からの解放

妊娠・出産は女性の人生の中の一大イベントの一つです。陣痛(産痛)は出産の際に必ず体験する痛みであり、出産の際に必要、不可欠の現象です。しかし陣痛の感じ方には個人差があり、痛みに弱い方は陣痛に対する恐怖からパニック分娩となることがあります。またそれにより出産に対してネガティブなイメージを持つ可能性があり、“もう出産は懲り懲り!!”、と考えてしまう方もいらっしゃいます。女性が自分の人生の中で分娩・出産をどのように乗り越え、出産の痛みをどのような方法で克服するかを、妊婦自身が選べる選択肢の一つが無痛分娩です。

2.自分の力でいきんで赤ちゃんを出すことができる

3.子宮・胎盤の血流を良くする

痛み(陣痛)というストレス時に発生するカテコラミンによって子宮や胎盤の血管が収縮し、血流が減少し、胎児への酸素供給が悪くなることがあります。無痛分娩を行った場合、陣痛を和らげることで、このカテコラミンによる血管収縮や血流減少を抑えることができ、胎盤の血流が改善され胎児への酸素供給が良くなります。

4.産後の回復が早い

分娩時は、陣痛によって全身が硬直する、また痛みに必死に耐えようとすることなどから精神的、肉体的に疲労します。無痛分娩を行うことによりこれらから解放され、産後の回復が早くなります。

無痛分娩のリスク

1.脊椎麻酔になってしまってしまう(報道された事故のひとつです)

先ほど言ったカテーテルがクモ膜下腔に入ってしまっている場合です。最初に麻酔液を少量注入して脊椎麻酔になっていないか確認していれば、まず呼吸停止にはなりません。

2.カテーテルが血管の中に入ってしまう

硬膜外腔には血管が走っているためカテーテルが血管内に入ってしまうことがあります。これは静脈注射と同じですので、麻酔液を多量注入してしまうと麻酔薬中毒の症状が出現することがあります。通常はカテーテルを入れる際に血液が逆流してくるため、その時点で気付けます。仮に血管の中に入っていても麻酔液の少量注入を行い“耳鳴り”、“口の周りの違和感”、“鉄のような金属の味”などといった症状の有無をチェックすれば、麻酔薬中毒を防げます。

3.計画分娩が増える(当院での計画分娩法については後述しています)

 

4.陣痛促進剤の使用が通常より増える(報道された事故のひとつですが、無痛分娩に限らず普通分娩でもありえることです)

普通分娩と比較して、陣痛が弱くなることがあるため陣痛促進剤の使用が増えます。ただし、分娩監視装置(子宮収縮と赤ちゃんの心音をチェックする器械)で常に分娩の状況をチェックし、陣痛促進剤の高容量使用を避ければ、比較的安全に分娩が行えます。

5.吸引分娩、鉗子分娩が増える?

教科書的には無痛分娩をすると吸引分娩、鉗子分娩が増えるとなっていますが、私の経験上は普通分娩と差はないように思います。当院ではクリステレル(妊婦の上に乗って赤ちゃんを押し出す方法)は行いませんので、鉗子分娩の頻度は高めです。

当院で用意しております無痛分娩の説明書を熟読し、本人とご主人(またはご家族)が共に同意書にご署名された方のみに行わせていただいております。

 

赤ちゃんを産む喜びを自然分娩の場合と同じように経験

人間には“痛い”、“冷たい”、“熱い”などの感覚を伝える知覚神経と、手足を動かすなどの運動を伝える運動神経がありますが、どちらの神経も背骨の中を走る脊髄につながっています。この脊髄を包んでいる膜の外側に “硬膜外腔”とよばれる隙間があり、ここに局所麻酔薬を注入する方法が硬膜外麻酔で、無痛分娩の際はここにカテーテルを入れ麻酔液を注入します。この方法は運動神経をあまり麻痺させず、痛みを取りたい部位の知覚神経だけを選んで麻痺させます。つまりお産で言えば陣痛と、赤ちゃんの頭が下がってきたことによる痛みを感じる知覚神経を麻痺させますが、運動神経は麻痺させないため、痛みを抑えて自分の力でいきむことができ、赤ちゃんを産む喜びを自然分娩の場合と同じように経験することができると言うわけです。

脊髄が走っているところ(クモ膜下腔)に麻酔液を注入する方法は脊椎麻酔といい、帝王切開や盲腸の手術をする際に主に行われる麻酔方法です。この麻酔は知覚神経も運動神経も麻痺させてしまい、麻酔液の量を間違えれば呼吸停止をも引き起こします。報道されている硬膜外麻酔による事故は、ここにカテーテルが入っていることに気付かず多量の麻酔液を注入したことによるものと思われます。

当院では麻酔開始時に局所麻酔液を1〜2mlを投与して脊椎麻酔になっていないかをテストしていますので、報道されているような麻酔事故は起こりません。

 

当院での計画分娩方法

妊娠38週頃より2~3日毎に来院して、下記の状態をチェックし、分娩が近いと判断したら計画分娩へとすすめます。日にちを指定した無理な計画分娩は行いません。

チェック事項

1.子宮口が緩んできているか?開いてきているか?

2.赤ちゃんの頭が下がってきているか?

3.NST(子宮の収縮と赤ちゃんの心音をチェックするテスト)を行い、子宮収縮の頻度が増えてきているか?

 

4 - D 超 音 波

赤ちゃんの連続映像をリアルタイムに。

これまでの3-D超音波では赤ちゃんの立体画像をとることはできても、赤ちゃんの連続的な動きを撮ることはできませんでした。4-D超音波により、お母さんのお腹の中での赤ちゃんの動き(例えば指吸い、あくび、足蹴りなど)をリアルタイムに観ることができ、これをDVDに録画することができます。

父性の芽生えにお役立てください。

お母さんは胎動を感じますので、新しい生命を直接感じ母性も早く芽生えますが、お父さんはなかなか芽生えにくいものです。実際に赤ちゃんの動きをDVDで観ることによって父性の芽生えに役立てればと考えております。当院では毎回検診時に赤ちゃんをDVDに撮り、差し上げております。料金は無料で、DVDもこちらで用意しております。尚、4-D超音波によるDVD録画は当院を受診されている妊婦に限らせていただいております。

 

産科医療保障制度

  • 産科医療保障制度は、分娩により重度の脳性まひになった赤ちゃん、およびその家族の経済的負担をすみやかに補償する制度です。

  • 平成21年1月1日午前0時以降に生まれた赤ちゃんが対象です。

  • 産科医療保障制度加入機関で分娩される妊婦さんは、この制度に加入することが義務付けられています。

  • 妊娠5ヶ月(16週以降)を迎えた妊婦さんに登録証と制度の詳細が記載されたパンフレットをお配りしますので、登録証に必要事項を記入の上、健診時にご提出ください。

  • 登録にかかる費用16000円は、出産費用としていったん病院に支払っていただきますが、後日支給される出産一時金に同額が加算されますので、事実上、費用は払い戻される仕組みになっています。

  • 制度に関する詳細は、お配りするパンフレットをご覧ください。

 

分娩費用&入院日数

硬膜外麻酔による普通分娩

平成21年10月1日以降の出産より、出産一時金(42万円)が直接医療機関に支払われるようになるため、皆様が出産の際に必要となる分娩費用(分娩後5日間入院、無痛分娩料込み)の目安は下記のようになります。

※2019.10月よりの費用です。 
※2019.10月より無痛分娩費用が10万円となります。

 

新生児聴覚検査

当院では新生児聴覚検査を早くから取り入れており、全ての赤ちゃんに行っております。
これにより先天性難聴の早期発見、早期治療が可能です。

 

マザークラス(無料)

■妊娠前期講座(妊娠20週前後の妊婦対象)

 第2木曜日/13:00~約2時間

『妊娠中の生活について』

■妊娠後期講座(妊娠30週以降の妊婦対象)

 第1・3木曜日/13:00~約2時間

『分娩時及び分娩後の生活について』

※前期、後期講座ともご主人一緒に参加されてかまいません

 

母乳クラス

当院で分娩予定、及び分娩された方に限らせていただきます。 

妊 婦

実施日:第4月曜日(予約制)

時 間:13:00~14:30

内 容:1.母乳の利点って?

    2.乳房の構造ってどうなってるの?

    3.おっぱいはどうしてでるの?

    4.母乳哺育を成功させるポイントは?

    5.おっぱい、乳首のお手入れの方法は?

    6.日頃気をつけることは?

    7.その他いろいろ

費 用:1000円